高校卒業後、調理師専門学校へ進学して調理師免許を取得しました。
和食メインのホテルの厨房で働き、病院施設の厨房に就職。
全く違う環境で同じ業種で働いたことで調理師の面白さ・苦労さを学びました。
何より大変だったのが、制服管理です。
清潔感第一でありながら、丁寧に洗濯する時間もありませんでした。
1人暮らしで時間を確保できない私が、できるだけ手間をかけず、キレイに洗うために実際に試したことを紹介します。
この記事では、
- 調理師の白衣について
- 調理服の洗濯方法
- おすすめの洗剤
などについてまとめています。
調理師の白衣について
調理師は、白衣(コックコート)を着用します。
白色は清潔感があって、見栄えもいいため厨房ではよく用いられています。
働く場所によって多少差があって、制服を選べる会社もあるようです。
調理師の服装
ホテルで働いていた時は、上下白衣で前掛けも白、帽子は和帽スタイルで、まさに調理人って感じの制服です。
私は下が透けてはいけないので、ズボンを黒色にしてくれていました。
厨房内には女性1人なので、余計に気を遣ってくれたのかもしれません。
胸ポケットと、ズボンにポケットがありますが、ボールペン以外は基本持ちませんでした。
病院施設で働いていた時は、上が白衣で下が黒。
これは、女性がメインの厨房だったので下は黒だったのだと思います。
前掛けと帽子はグレーで、ちょっとカフェ定員さんのような恰好でした。
配膳の時はその恰好で出ますが、仕込みをする時はさらにその上からエプロンをかけて仕事をします。
胸ポケットとズボンのポケットは同じで、前掛けにも2つポケットがついています。
ボールペンと裏口に入るためのカードキーを持ち歩いていました。
調理服(白衣)の洗濯方法
調理服の洗濯方法をまとめました。
白衣なので、汚れはすぐ目立ちます。
汚れた制服で仕事をするのは、清潔感に欠けるため禁止。
しかし、自分で白衣を洗濯することはほとんどありませんでした。
それは、契約しているクリーニングが週に1回回収に来るためです。
ホテルも病院施設も「サニクリーン」のユニフォームサービスを契約していました。
全国的にも有名なので、契約している会社は多いでしょう。
回収に来るのは週に1回なので、それまでに汚れてしまったら自分で洗濯します。
また帽子や前掛けは回収できないなど、決まりがあるため全てクリーニングしてくれるわけではありません。
白衣の汚れ
厨房内は、たくさんの汚れが付着します。
例えば調味料。
簡単な汚れなので落ちやすいといえば落ちやすいです。
ソース系は落ちづらいためちょっと面倒でした。
そして、油汚れ。
必ず火は使用しますので、油汚れはつきものです。
しっかり洗浄しないと、蓄積してなかなか落ちずに黄ばみの原因にもなります。
黄ばんでしまうと、見栄えも悪くなって制服を交換しなくてはなりません。
会社側にも余計なコストをかけてしまいますので、定期的に洗いましょう。
最後に、目に見えない汚れです。
繊維の奥に入り込むちいさな汚れなので、いちいち気にかける事がありません。
目に見える調味料や油汚れは、気になったらすぐ洗うように心掛けないと、ガンコ汚れになってしまいます。
目に見えないと、気づかないうちに蓄積されてしまうので、常に清潔感の意識を持つことが大事です。
目に見えない汚れというのは、普段着でも同じことが言えます。
柔軟剤は使用しない
白衣は、とにかく白く仕上げることが重要です。
そのため、柔軟剤や香り付きビーズは必要ありません。
ふんわり仕上げるより、パリっと仕上がった白衣のほうがかっこういいですよね。
見ているほうも、ビシっとしている白衣の方が清潔感があります。
自分で洗濯する場合、柔軟剤は使用しないことをおすすめします。
ちなみに柔軟剤は、きちんと洗い流していないと、逆に黒ズミの原因にもなるので、
白衣は余計に目立ってしまいます。
おすすめの洗剤は?
私が一番汚れが落ちるなと思ったのは「粉洗剤」です。
液体よりも洗浄力が高く、しかも安いため重宝していました。
お湯に1時間くらい付け置きしてから、軽く手もみ洗いすると目に見える汚れはほとんど落ちます。
そのあとは、普通に洗濯機で洗濯します。
オキシクリーンもよく汚れが落ちると聞きますね。
私は実際に使用したことがないので分かりませんが、オキシクリーンは熱湯で効果を発揮するものなので、取扱いに注意が必要です。
火傷の恐れもありますし、白衣の繊維を傷める可能性もあります。
他にも、重曹や食器洗剤、塩素系漂白剤などのアルカリ洗剤も有効的でしょう。
私は、ただただ使い分けたり買い揃えるのが面倒だったこともあって、粉洗剤1つでした。
そのまま洗濯機に放り込めるため手間がなくて、私には合っていたのかなという感じです。
最後の仕上げ
そして、最後はかならずアイロンがけをしましょう。
洗濯して畳むだけではシワが伸びきっておらず、不細工になります。
白衣はアイロンがけをして完了です。
白く仕上がって、アイロンがけされた白衣を見ると「さぁ頑張ろうか」と思うんですよね。
キレイなユニフォームを着ると気合が入るという、スポーツ選手と同じですね。
まとめ
今回は、調理服・白衣の洗濯方法についてまとめました。
調理師は、清潔感が第一なので「白衣」が基本です。
他の帽子や前掛けなどの服装は、働く場所によって差があります。
週に1回クリーニングの回収に来ますが、それまでに汚れてしまった場合は自分で洗濯。
おすすめの洗剤は粉洗剤で、お湯に1時間つけて手もみ洗いすれば汚れは落ちます。
調理場なので、香り付きなどは避けて無臭が望ましいでしょう。
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