白衣のイメージが強い調理師さん。
実際に経験したことがない人からすると、白衣は冬、ちょっと寒そうに見えたりしますね。
下には何を着ているのでしょうか?
冬のあいだはもちろん夏は暑さも気になります。
やはり職場の制服ということになるのでしょうから、何か決まりがあるのかもしれません。
高校卒業後、調理師専門学校へ進学して調理師免許を取得し、
その後、主に和食メインのホテルの厨房に就職。
約4年半働いたのち、結婚・妊娠を期に退職するまで2年半、病院施設の厨房で調理師として働いていた私が、
自身の経験をもとに調理師のアンダーウェアや寒さ・暑さ対策について紹介します。
この記事では、
- 調理師冬は白衣の下に何を着てる?
- 服装の決まり
- 暑さ/寒さ対策
などについてまとめています。
調理師冬は白衣の下に何を着てる?
調理師は白衣(コックコート)が制服です。
その下は、目立たない白地のTシャツを着用するのが基本。
白衣から透けてしまうような柄シャツは禁止です。
腕捲りは必ずして仕事をするので、半袖が望ましいでしょう。
夏はいいですが、寒い時は長袖が着たいですよね。
でも、長袖を腕まくりすると、ゴワゴワして邪魔になります。
袖から下の服が見えないように、7分丈を着ている人もいました。
その他、下にたくさん着込むと見た目も格好悪く、仕事もしずらいため出来るだけ薄手がいいです。
服装の決まり
服装は、働く場所によって多少差があります。
ホテルで働いていた時は、表に出ることがないため黒地やボーダーなど、派手じゃない程度のTシャツを着ていました。
他の人も、ハイネックを着用していたり白衣の下は自由です。
あまり派手だったり透けていたりすると、上の人に指摘されるので無難な色・柄がいいでしょう。
寒くても、とにかく動き回るので暑くなります。
そのため半袖でも充分乗り越えられます。
厨房内は、食中毒対策の問題で、冷房は付けれても暖房は付けれないので寒がりには厳しい環境。
長袖を腕まくりしても、水仕事で落ちてきたら汚れるハメになるのでイライラしますよ。
当時私は、半袖の下にヒートテックを着てましたね。
私たちは自由でしたが、料理長はいつ誰が来てもいいように必ずネクタイ着用でした。
病院施設は、配膳の仕事があるため見た目は重要。
白衣から目立たない色のTシャツ、袖から服がでないことが鉄則でした。
病院内は冷暖房完備なので、寒さを感じる事はありません。
厨房も水は使用しますが、コンロや蒸し器、洗浄機のおかけでか、そこまで寒さを感じる事はありませんでした。
首元までしっかりボタンを占めるタイプの白衣で、首元が寒くなることもありません。
白衣はどちらかと言えば厚めで、夏を乗り切るほうが大変でしたね。
女性が多い環境だったこともあり、足元を温める小型のハロゲンが裏に用意されていることもありました。
暑さ/寒さ対策
調理師の暑さ、寒さ対策を紹介します。
暑さ対策と言っても、厨房は常に熱気があります。
夏に限らず汗をかくくらい動くので、これといって対策はありません。
また、厨房内は食中毒問題で細菌繁殖を防ぐため、室温管理はとっても大事です。
夏場は、気が付けば40℃近くになることもあります。
そのため、20℃を超えたあたりで冷房を付けて25℃を超えないように気を遣っていました。
室内温度計は必ず設置されているため、夏場は随時確認します。
冬はヒートテックを着用して、その上にTシャツを着用していました。
それだけでも寒い場合、カイロなどお腹や背中に貼るのもおすすめです。
薄目の腹巻をしている人がいたり、靴下に貼るカイロを利用している人もいました。
見た目が悪いものの着用は出来ないですが、個々の工夫で見えないところを温めるとよさそうです。
男性は、ズボンの下にパッチを履いているとよく言っていました。
厨房は熱気があるので、めっちゃ寒いということはありませんでしたよ。
まとめ
今回は、調理師のアンダーウェアについてまとめました。
白衣の下は、Tシャツが基本で白地か目立たない色・柄が望ましいです。
7分丈もOKですが、腕まくりをして仕事をするので袖から出ないように工夫しましょう。
接客も併用する仕事の場合、見た目はとても大事で下の服も決まりがあるかもしれません。
ただ、厨房は熱気があって動き回るので、寒いのは一瞬です。
夏は食中毒対策で冷房もつけるので、暑さ対策は必要ないでしょう。
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